ユーロ/ドル(3) - 元為替ディーラーによる初心者のためのFX入門

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ユーロ/ドル(3)

ユーロ/ドルに影響をあたえる材料

3. 米国・ドイツの経済指標

通貨別では、取引高1位のドルと2位のユーロの取引であるユーロ/ドルは、1位のドルと3位の円の取引であるドル/円と同様、米国の経済指標の結果が強く反映されます。

月初めに発表される米国の雇用統計をはじめとする、製造業、住宅、インフレ指標などの米国の経済指標の結果は、ユーロ/ドル相場に強い影響をあたえることから注目されています。

一方、欧州17カ国で導入されているユーロですが、ユーロ圏のなかで最大の経済大国であるドイツの景況感が、ユーロ/ドル相場の動向に大きく影響します。
ドイツの景況感では、IFO経済研究所が発表しているIFO景況感指数や、雇用統計、製造業関連の結果が注目されています。


4.欧州信用不安と欧州経済

2009年10月のギリシャの財政赤字問題から欧州全体に広がった信用不安は、ユーロ/ドル相場に大きな影響を与えました。

今後も、信用不安の影響で2012年の欧州経済が大きく後退を余儀なくされることが予想されることや、欧州の金融機関の経営基盤が著しく弱まったことを指摘する投資家は多く、17カ国で運営される単一通貨ユーロにとって、大きな重しとなるものと予想されます。


5. ユーロクロス相場

日本では、円を取引するクロス円や、ドルを取引するドルストレートの通貨ペアが注目されがちですが、欧州を中心とする世界の外国為替市場では、ユーロ/ポンド、ユーロ/スイスフラン、ユーロ/豪ドルなどのユーロクロス取引が盛んで、これらの取引がユーロ/ドル相場にも大きな影響をあたえます。

これらの取引は、ファンドをはじめとする投機筋の資金が流入することが多いことから値動きも激しく、ユーロ/ドルの取引を行なううえで、ユーロクロス相場の動向をチェックすることは欠かせません。


ドル/円のパートでも触れましたが、ユーロ/ドルは取引高が世界最大のこともあって、いったんトレンドがでると、その流れが継続しやすく、値幅も大きいので、ドル/円と比べて利益を得るチャンスも多いです。

さらに、ユーロ/ドルは、ドル/円のように特殊要因で振り回されることも少なく、経済指標には素直に反応し、テクニカル分析にも向いていますので、ドル/円で経験を積んだ後は、ユーロ/ドルで相場観をみがくことをおすすめします。

ユーロ/ドルは、欧州市場がオープンする日本時間夕方以降、活発に動き始めます。

このところ、値動きの乏しいアジア時間で円の取引をするよりも、外国為替取引の「ゴールデンタイム」で、ユーロ/ドルで取引のスタイルや相場観を確立するとよいでしょう。

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