豪ドル/ドル(3) - 元為替ディーラーによる初心者のためのFX入門

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豪ドル/ドル(3)

豪ドル/ドルに影響をあたえる材料

3. 中国経済

以前は、オーストラリアの最大の貿易相手国は日本でしたが、現在は中国がその座を占めており、中国経済が豪ドル相場にあたえる影響力は年々拡大してきています。

以前では、考えられなかったことですが、現在の市場では、日本時間午前に発表される中国の四半期GDP、月次鉱工業生産、月次小売売上高などの中国の景気指標の結果によって豪ドルをはじめとする外国為替レートが変動することが多くなり、アジア市場でのイベントとして投資家の注目を集めています。

今後も、中国経済の動向が豪ドル相場にあたえる影響力はさらに強まってくるものと思われます。


4.豪ドル独自の材料

豪ドル/ドルは、取引高世界4位の通貨ペアではありますが、国際決済銀行の調査では、一位のユーロ/ドルが全体に占めるシェアが圧倒的に高く、単独で27%、2位のドル/円が13%、3位のポンド/ドルが12%と続き、4位の豪ドル/ドルは6%と大きな差があることがわかります。

また、2位のドル/円が世界3位の外国為替市場である東京市場を、3位のポンド/ドルが世界一の金融市場のロンドン市場をお膝元にかかえているのに対して、豪ドルの母国であるオーストラリアのシドニー市場は非常に小規模で、流動性の低い市場です。

以前は、第一次産品の輸出国であるオーストラリアの通貨であり、ローカル通貨としての位置づけが長かった豪ドルが国際通貨としてにわかに注目されるようになった背景には、高金利と資源価格の高騰による外国資金の流入があったことはいうまでもありませんが、メジャーな存在となってからの歴史が浅いため、市場流動性の問題をはじめ、まだ多くのひずみを抱えています。

具体的には、突然トレンドに反する不可解な動きを示す、市場の噂などにより執拗にアップダウンを繰り返す、取引時間帯によっては、いきなりスプレッドが拡大することなどですね。

時差が少ないことや、高金利などにより日本人投資家に人気の豪ドルですが、これらの問題の存在を理解したうえで、取引することをおすすめします。

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